
ファミコンに接続することでゲームセンターでのファミコン稼働を可能にしたタイマー基板です。奥のコネクタはそのままファミコンに繋がっています。

独自規格に繋がっているハーネスがあったので、それを元に調べたところ配線図は上記の模様です。2P側は不明なのと、一応使用は自己責任でお願いします。
最初は絵が出ていたのですが、急に絵が出なくなったので調べていきます。


ここのXTALの信号が全く出ていないのはおかしいです。この周囲を調べていきましょう。


uPC1352C(1)は電源入力とありますが、ここに電源が来ていないのはおかしいです。データシートを斜め読みするとNTSCの映像をRGBに出力しているICのようです。

TR14の2SC2603(B)が12VでなくGNDに落ちています。

12VのラインとどこかのGNDが短絡しているはずです。テスターで導通を調べてみると赤い丸の部分が短絡していました。

赤い丸で囲んだ部分はC13の16V470μFでした。テスターで当たると導通しています。

交換するとショートしなくなりましたが、TR14は死んでいたので、2SC2603を発注して一旦お開きです。

届いたのでTR14に2SC2603を取り付けます。

絵が出ました。

コインを押したら音が出てボタンが効いたので多分問題なく動いています。よってこれで修理完了とします。難あり品100円の『サッカー』が色々とチェックに便利でした。
【作業内容】
・JAMMA変換ハーネス作成
・コンデンサ交換
・2SC2603交換