アルファ電子 『エクイテス』(海外版)の修理 (2枚目)

リビングに入れている『エクイテス』を立ち上げると、動画のように音が足りていませんでした。『エクイテス』といえば爽快感のあるゲームデザインとサウンドが特徴のゲームです。このままにしておく訳にはいかないので早速直していきます。1枚目の修理日記はこちら

回路図があるので見てみますと、MSM5232から出た信号が4KのLM324(オペアンプ)と5HのLM324を通って「MUSIC」ボリュームで合体しています。4Kの出力を見るとちゃんと出ていたので、5HのLM324の周りに問題があると判断できます。

5Hの内、入力である(3)へは音が来ていましたが、出力である(1)は音が出ていませんでした。ここのオペアンプと関係しているコンデンサを交換してみましたが、変化はなかったのでそれより手前のどこかに問題があるはずです。

遡ると2Eの74LS123と5FのCD4066へと繋がっていきます。動作品のサウンドボードで74LS123の出力(13)を見ると上下にパタパタ動いていました。

今回のサウンドボードで同じ74LS123(13)を見てみると、出力がLOWで固定されています。これは流石に怪しいので取り外しましょう。

交換するとちゃんとBGMが鳴るようになりました。

1時間ほど曲を鳴らしていましたが、問題なさそうなのでこれで修理完了とします。動作品を持ってて良かったなあと思います。

【作業内容】
・74LS123交換
・LM324+コンデンサ交換(不要)