SNK MVS用麻雀パネルの整備

先日行われたオークションにてMVS用の麻雀パネル(未使用)を入手しました。ネオジオは格闘ゲーム一辺倒のイメージが強いですが、この麻雀パネルはレンタルやメモリーカードなど様々な可能性を模索していた黎明期のものです。

おそらく対応ソフトは『麻雀狂列伝 西日本編』『みなさんのおかげさまです!』『バカ殿様麻雀漫遊記』『雀神伝説』の4本だけであり、いずれもレバーとボタンで遊べるのでこのパネルの存在意義はほぼ無いです。そういった点からもよく残っていたなと心から思います。

配線が一部取れています。付いている線もちょっと動かすと外れそうなので、再ハンダしておこうと思います。

断線している配線をテスターで見ようとしましたが、15pinのコネクタにテスターが当たりませんでした。

ファミコンの拡張ポートはネオジオのコントローラと同じ規格の15pinコネクタを使用しています。そこでジャンクのファミコンにコントローラを刺し、ファミコンの裏面からちぎれた配線がどこに繋がっているかを調べます。

ベースは通常のネオジオコントローラーと同じであり、それを麻雀マトリクスに組み合わせているだけなのでGNDやスタートといった信号は同一です。麻雀パネル裏面の回路で確認しつつ、数字に即して配線しました。

ネオジオ用麻雀マトリクスを調べたのでアップしておきます。あくまでも自分で調べた限りですので自己責任でお願いします。念のため配線される前にテスターでご確認ください。

LED用の13pinコネクタも作成しました。そのまま繋ぐだけですが、長さがないといけないのでそこに注意すべきでしょう。

ネオジオコントローラが刺さるシングルマザーはMV-1初代とMV-1Fのみで、手元のマザーはMV-1FZだったのでMV-1初代を買い足しました。FでないのはFよりもちょっと安かったからです。

ここに刺し、DIPの1(テストモード)と3(麻雀モード)をONにしてスイッチオン。

各ボタンも反応し、LEDも出ているので配線完了です。ANO清水センセの絵ってことで『雀神伝説』は絶対に持ってるはずなんですが、どこ探しても出てこないので後日何とかしたいと思います。今回はMVS用麻雀パネルを生かすまでということでおひとつ。